ぬくもり~中丸雄一~【ぬくもり】 「♪この響っきだ~けあれば生きてける~あたしにもっと~キスして壊してぇ~♪」 「な~にエロイ歌歌ってんの」 料理しながらご機嫌に口ずさんでた私に急に声をかけてきた雄一。 「いつ帰ってきたの?!」 「ん?今。おっコレ、うめーじゃん」 ついさっき出来たばっかの南瓜の煮付けをつまんだ雄一が、南瓜を持った指を舐めながら答えた。 「あーっ!つまみ食い禁止って言ったじゃん!」 「まぁまぁ、堅い事言わないの~。けど、俺、キスでお前の事壊せる程、キスうまくないかんなー」 「はっ?!何の話っ?」 「お前が言ったんじゃん。♪キスして壊して~って笑」 さっき無意識に口ずさんだあの歌を思い出して顔が赤くなる。 「いや、あれは…」 そう言った瞬間抱き寄せられて。 雄一の甘い感覚に身を委ねる。 私の腰に回されてた雄一の綺麗な手は、コンロの火を消した。 目をまぁるくして、雄一を見つめると、雄一が優しく答えた。 「俺、キスだけでお前壊す自信ないから、料理はちょっと中断ね?」 雄一は長い指で私の髪を撫でる。 「雄ちゃん?」 「ん?」 雄一は首を傾げる。 「この指、反則だから」 そう言って笑うと、雄一の頬も幸せそうに緩んだ。 そのままベッドルームに運ばれたあたし。 雄一の不器用なぬくもりを感じた。 いっぱい愛してくれてありがと。 何度言っても足りないけれど。 愛してるよ。 THE END 2005.4.2 はい、妄想~(笑) こんなんでごめんなさいね~(^^; 感想聞かせてください☆ お願いします!! 何だか、「離さないで愛」を使いたくなったので☆ リクエストもお待ちしております~♪ ジャンル別一覧
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